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zoom RSS 月の山、月山  2010/7/11日

<<   作成日時 : 2010/07/12 21:06   >>

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月山は、月の山です。山形県のそして庄内地方のほぼ中央に位置して、日本海側に富士のように屹立している鳥海山と対峙しています。山頂付近の雪は夏でも消えず、下弦の月のように「聳えている」と言うより、やはり牛のように寝ています。夕日を受けては赤い月となり、夜には燻し銀のように光り輝いています。

                  まだ雪の残る牛首あたり
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土曜日に登る積りで来ましたが、姥沢辺りの高いところは、雨が横殴りに吹いていて、とても登山どころでは無く、空しく駐車場で車中泊。前と後ろに立っている大きなブナの木が一晩中吹いては止み、吹いては止みする風にザワザワと騒ぐ夜でした。日本海を吹き渡り、渓谷を吹き渡り、十王峠をも越えて吹き渡り、今も昔と変わらず、月山は「吹きの山」のようです。

                  姥沢登山口と登り始めの道
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翌朝は待った甲斐があって、早朝は晴れていましたが、やがて
梅雨空の湿気を多く含んだ曇り空になって来ました。


                  キンバイソウと雪渓の道
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昨日の雨で濡れた木道を歩き、やがて牛首あたりが近くになって来ました。
まだまだ沢山の雪を残しているようです。

                  牛首あたりの雪渓
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                 振り返って登って来た道
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                  まだ沢山の雪を残す雪渓
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最上川始め、豊かな庄内平野を流れる川は、皆ここをその源流として、
周りを潤して日本海に流れます。

                  振り返って登って来た雪渓
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羽黒山・湯殿山と出羽三山の一つ月山は「死の山」です。三山を詣でる人は、
ここで死を授かり、今までの生と決別して、新しい生を湯殿山で受け、希望の
ある再生の人生へと歩き始めます。

                  これから登る雪渓
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                  登って来た雪渓と奥に微かに大朝日方面
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                  ベニバナイチゴと雪渓
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始めての月山山頂が近くになって来ました。もうすぐ山頂に着きます。

                  山頂直下
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このあたりから、さすがに「吹きの山」月山にはビュービューと風が吹いてきました。
この風が冬は日本海から雪を持ってきます。そして庄内平野を雪で埋め尽くします。

                  山頂直下と奥に鳥海山
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                  月山本宮
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山頂に鎮座している月山本宮にお参りしますが、中は撮影禁止になっています。

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神社で二礼二拍手してお祓いを受け、守り札と自分の分身としての
人の形をした紙を戴きます、その紙に息を3度吹きかけて水に流します。
狭い境内を1周してお神酒を戴き、新しく生き返って外の草原に出ました。

                  山頂付近の草原
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吹き渡る風に吹かれながら、今までの煩悩を捨てて新しい
人生の門出を歩き始めました。

                  山頂付近の草原
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                  山頂付近の草原
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                  山頂付近の草原
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そろそろ遠い遠い家にl帰るため下山することにしました。また
何時の日か雪の残る頃に来て、今度は下の十王峠辺りから
この山を眺めて見たいと思います。

                  下山の道
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まだ周りの低い山々にも夕日が差して赤く染まり、やがて暗い夕闇が迫り、
ただ月山だけがその暗闇の中に、にぶく銀色に輝く景色、そんな風景を
眺めて見たい・・・

                  下山の道
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鏡のようににぶく輝くその景色はきっと自分の前世を映してくれるかも
知れません。

                  下山の道
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                  今日咲いていたその他の花
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          BGM付きの大画面をこちらからお楽しみ下さい。









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コメント(28件)

内 容 ニックネーム/日時
死の山ですか?
まだまだ、雪があるんですね。
天気次第ですが、
今月末に鳥海山とセットで行く予定です。
楽しみだ〜。(^^)
nousagi
2010/07/12 21:49
インレッドさん、おはようございます。♪
山には神仏を祭った信仰がたくさんありますが、月山はその扉がしっかりと生きているような山ですね。
アプローチは遠いですが、日帰り可能な山でしょうか。
遠い地に自然の中の御仏のお導きに会いに行きたくなりました。
また前夜発で車中泊が増えそうです。(^^)/
クロちゃん
2010/07/13 06:40
nousagiさん、お早う御座います。
今回余裕があれば私も鳥海山にもと思っていましたが、雨の為1日つぶれてしまい断念しました。この山はリフトを使わずに登りましたが、案外に楽に登ることが出来ました、写真を撮りながらでも2時間チョットで山頂に届きました。もうクロユリは終わっていましたが、今月末のころの方が花は沢山咲いているかも知れません。
インレッド
2010/07/13 09:04
クロちゃん、お早う御座います。
そうですね、アプローチは本当に遠いです。それでも東北の道は周りの景色も良いので運転していても飽きません。
この山はリフトを使わなくても2時間チョットで山頂に着いてしまいますので、日帰り登山は充分に可能です。車中泊ならば周りの湯殿神社や羽黒神社まで参拝できると思います。この日も白装束の参拝者の方達が20人くらいは居ました。
インレッド
2010/07/13 09:10
インレッド さん
お疲れさまです。
群馬県高崎(?)にお住まいですよね。
佐野藤岡ICあたりから東北自動車道に乗るのかな?なんて考えていました。

私も2007年7月7日、8日と月山と鳥海山に登りました。
とても懐かしくて思い出していました。
雪渓も慣れていませんでしたから軽アイゼンをしっかりつけて歩いていました。
クロユリも始めて見たのも月山でした。
izumi
2010/07/13 12:03
こんにちは。
観光と仕事がてら羽黒神社と湯殿山の温泉が湧き出ている神社を参拝したことがあります。
月山はそのとき地元の人から聞いて行ってみたいと思った山です。
その頃は山に登るなんて考えてもいない頃でした。
それでも登りたいと思ったのですからなにかひきつけるところがあったのでしょうが・・・それが何であったのかいまではすっかり忘れています。

写真を拝見して・・・月山本宮の話に感動したような気がします。

天気に恵まれてよかったですね。
うらやましいです。


keykun
2010/07/13 16:24
今日は、何時になったら梅雨が明けるのかジメジメした毎日が続きます。その合間を縫っての山行大変だと思いますが、家で鬱屈してるより合羽を着ての山行のほうが気持ちいいでしょう。「月山」東北の名山ですがとても遠い山のような気がします。死の山と言われても雪と花と澄んだ空を見る限り、極楽浄土の世界に見えます。湯殿山には一度行きましたが人々の深い信仰と結びついてる崇高なところと感じました。
ロ−ラ−
2010/07/13 16:49
izumiさん、今晩は。
そうなんです、太田市までは北関東道が出来ましたので、そこから50号に乗り換えて東北道に乗ります。
今回は私も鳥海山もと思っていましたが、一日雨で棒に振ってしまったため月山だけにしました。クロユリも見たいと思っていましたが、今年は早く散ってしまったようで、咲いていませんでした。
土曜日の雨の日は近くの注連寺や大日坊・湯殿山を見て来ました。いずれも昭和48年頃に芥川賞を取った、森 敦の小説「月山」の舞台になった所です。好きな本でしたので、その現場を見ることが出来て、それはそれで楽しい時間でした。
インレッド
2010/07/13 19:27
keykunさん、今晩は。
その後体調は如何でしょうか・・・。
あまりあせらずに、とりあえず近くの楽な所から徐々に始めて下さい。こちらで楽で良い所ならば、今頃は野反湖あたりなら湖の周りにニッコウキスゲが咲き、コマクサも咲いています。黒斑山のそばにある池ノ平あたりにもコマクサが咲いています。草津白根の下の芳ガ平あたりも面白いと思います。

この月山も登り2時間ちょっとですので楽に登ることが出来ますが、道中がながいですね。
インレッド
2010/07/13 19:40
ローラーさん、今晩は。
今週末くらいには梅雨も明けそうですね。
この山は今でも信仰の深い山のようです。この日も20人くらいの白装束の人達に出会いました。死の山と行っても再生の山ですから、お参りが終わって草原に出た時は清々しい気分でした。
雨の土曜日に、湯殿山・大日坊・注連寺・十王峠あたりを見て来ました。いずれも、森 敦の小説「月山」の舞台になった所です。森 敦はこの本で昭和48年頃に芥川賞を取りました。
インレッド
2010/07/13 19:48
一昨年月山と鳥海山に登りましたので思い出しながら見せていただきました。
一日待った甲斐がありましたね。
豪雪地帯の山ですが頂上付近にはには雪がありませんでしたね。
高山植物の豊富な山ですが私が登った時とは違う花を楽しませていただきました。
ミニミニ放送局
2010/07/13 20:17
こんばんは
 花と残雪の月山楽しませて貰いました。前日は荒れ模様だったとの事それなりに近くの山の散策が出来よい山登りでしたね。
まきまき
2010/07/13 21:19
ミニミニさん、今晩は。
森 敦の小説「月山」を3度くらい読みましたので、前から来たいと思っていましたが、遠くてなかなか実現しませんでした。今回やっと登ることが出来ました。日本にこのような信仰の山がまだあると言う事は、大変良い事と思います。この日も20人くらい白装束の人達に出会いました。土曜日の雨の日は近くの湯殿山・注連寺・大日坊・十王峠辺りを見てきましたので、それなりに楽しかったです。
インレッド
2010/07/13 21:19
まきまき さん、今晩は。
区長さんになると忙しいようですね。
月山か八ヶ岳にと思いましたが、まだ登った事のない月山にしました。ここは簡単に登れて、その割には花も雪渓も残っていて展望も良く、厳かな昔からの信仰にも触れて良い所でした。小説 「月山」を何度も読んでいましたので、下にある名所巡りも楽しかったです。
インレッド
2010/07/13 21:31
遠いけど良いところに行かれましたね。
湯殿三山は麓の民宿は泊まったことがあるのですが、その時はこの山を歩けませんでした。
その後、「奥の細道」(現代語訳)を読んで、本人もこの山を登っていることを知り、ますます行きたい山になっています。
山頂付近はさすがに雄大な景色ですね!
     雲の峰いくつ崩れて月の山 (芭蕉)
本読みと山歩き
2010/07/14 03:38
おはようございます。
月山、まだ1度しか登っておりませんが、このブログを拝見し、この山のイメージを再認識しました。
“月の山”、“吹きの山”、“死の山”ですか。
そして、説明の3行づつが詩的で、印象深く脳裏に焼きつきました。
こちらからはそれほど遠くありません。
行って見たいです。
甘納豆
2010/07/14 07:58
本読み さん、お早う御座います。
この山は芭蕉も登って草を枕に寝たくらいですから、登るのは比較的簡単に登ることが出来ます、展望も花も良い山で、さらに歴史も感じられて、心の故郷のようでした。湯殿山でも同じような儀式がありますが、「語るなかれ」「聞くなかれ」です・・・。
インレッド
2010/07/14 08:37
甘納豆 さん、お早う御座います。
雨の土曜日に麓の注連寺や大日坊を見てきました。小説「月山」を書いた、
森 敦はその注連寺に一冬を過ごして「月山」を書きました。その注連寺に大きな石碑があり「すべての吹きは月山に寄せる」と書いてありました。

山自体は甘納豆さんには物足りない山かもしれませんが。展望も花も歴史もあり良い山でした。
インレッド
2010/07/14 08:47
おはようございます。月山はスキーに熱中していた若い頃、夏スキーに一度は行ってみたいと思っていましたが実現できなかった所です。鳥海山もいつか行くぞの候補です。
以前、真夏の暑い日に羽黒山の五重塔から長い石段を登り三山神社にお参りしたことがありました。そして、この春に熊谷達也の『迎え火の山』で出羽三山の山岳信仰を背景した小説を読んで、また興味を覚えた山です。
来年のGW前には、北関東道が全線開通し、東北地方の山々も近づいてきて、登って見たい山がまた広がりそうです。
ヤマノボリスキー
2010/07/14 09:41
こんにちは!
月山、麓までが遠いですよね。
我が家が登った時の記録を確認したら
午前4時過ぎに東北道・浦和インターを通過して
月山のリフト山頂駅9時スタートでした。
そこから山頂まで2時間半。。。
リフトを使わずに2時間ほどのインレッドさんの健脚には
毎回驚かされます〜
雲の上からぽっかりと顔を出す鳥海山の姿がいいですね!
梅雨時期にしてはお天気もまずまずで車中泊した甲斐があったようですね。
我が家もまた月山に行きたいと思っていましたが
さらにその気持ちが高まりました。
mikko
2010/07/14 13:15
「月山」ですか、良いなあ・・。実はここの所歩くのが変だと思って気功に行ってきました。なんとやはりお産の後遺症で右の骨盤がずれていました。40年も前のことなのに「腰が曲がりますよ」と言われて3時間ほどマッサージいきなり入力治療をしていただきまた。山登りはしばらく無理です。レッド様の写真を見て指をくわえていることにします。
、。下から眺めることにします。             魅
しまふくろう
2010/07/14 16:45
魅さん、今晩は。
そうでしたか、だんだんと魅さんも、無理のきかない年頃になりましたか。
小生はもう腰も目も歯もだんだんと・・・。
今のうちはまだ山にも登れますが、その内ダメになったら絵でも一生懸命描くようにします。
インレッド
2010/07/14 21:12
ヤマノボリスキー さん、今晩は。
「迎え火の山」まだ読んでいません、その内借りに行きます。高速を乗り継いで5時間以上走りました。山形道がまた遠いですね。それでも周りの田舎の景色が良いのでそれほど飽きずに行く事が出来ます。
この山は簡単に登れますので朝4時頃に出れば日帰りは充分出来ます。花も展望も良いので是非登って見て下さい。
インレッド
2010/07/14 21:19
mikkoさん、今晩は。
本当は秋田駒ケ岳あたりに行きたいのですが、さらに遠いのでこちらにしました。我が家からは東北道に乗るのに1時間以上掛かりますので、本当に遠いです。それでも東北の田園風景は美しいので飽きずに乗って行くことが出来ました。東北の山はいいですね!!。
インレッド
2010/07/14 21:24
こんにちは。
未だ生を知らず、月山が死の山とは?G線上のアリアをバックに雪渓を見ていると、月山の威厳のようなものを感じます。
でも、花が咲き乱れていて美しい世界です。デジブック楽しませて頂きました。
カスミッシモ
2010/07/17 11:26
カスミッシモさん、お早う御座います。
庄内地方は有数の豪雪地帯ですが、山も花もなかなか良い所でした。その内、鳥海山も登って見ようと思います。かなりの長距離運転しなければなりませんが、周りの風景が素晴らしいので、渋滞さえなければ飽きません。
インレッド
2010/07/18 09:23
今日は。
月の山、月山 楽しく拝見しました。
昨年8月1日羽黒コースから月山に登り、帰りに羽黒山、湯殿山と詣でたことを懐かしく思いました。
姥沢には、20代の時に春スキーに行き猛烈にふぶかれた思い出があります。
季節は6月上旬でした。
見る側がその場に立っている気になるブログの造り良いですね!!
今度姥沢から登ろうと思います。
カワガラス
2010/07/31 18:01
カワガラサウさん、今晩は。
鳥海山も良かったようですね。

鳥海山も本当は行く予定でしたが、1日雨で棒に振った為、今回は月山だけで帰りました。月山は今回初めて解ったのですが、やはり羽黒山から登った方が良いようです。私は小説「月山」(森 敦)を読んでから行きましたので、十王峠や注連寺あたりも見たかったので姥沢から登ってみました。
インレッド
2010/07/31 19:25

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月の山、月山  2010/7/11日 インレッド残照録/BIGLOBEウェブリブログ
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