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zoom RSS 谷川ゼニイレ沢。       2011/7/27日

<<   作成日時 : 2011/07/28 09:21   >>

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谷川岳には岩畳の続く沢や、ブナ林の下の綺麗な沢などの沢山の沢があります。その中には今回登ったゼニイレ沢のような変わった沢もあります。谷川岳の一ノ倉から賽銭を投げると、一ノ倉沢のあまりの険しさの為、湯檜曽川を越えて対岸のこの沢に入ってしまうと言うことから、「銭入れ沢」と名付けられたそうです。名前も変わった沢ですが、実際登って見ると沢の姿も変わった沢でした。

                  ゼニイレ沢と対岸に一ノ倉沢
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まず一ノ倉沢の出会いまで林道を歩きます。このあたりにはエゾアジサイが沢山林道の両側に咲いています。谷川のエゾアジサはよそで見るエゾアジサイよりも色が美しいような気がしますが・・・。途中から暑いので湯檜曽川へ入る事にしました。

                 林道に咲いていたエゾアジサイ
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                  湯檜曽川
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沢の中を歩いている内、すっかり涼しくなって来ました。

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もう直ぐゼニイリサワの取り付き地点に着きますが、25000/1の地図にはゼニイリ沢の名前はありません。一ノ倉沢の対岸と言う事で、大よそは解りますが、GPSにその沢らしい所を入力して来ましたので、直ぐに解りました。

                  湯檜曽川
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その昔大学のワンゲル部の方達に歌われた歌の中に
オーアニアッハと言う歌があります。その中には・・・

   ♪♪  谷川岳の麓に 湯檜曽の流れ オロクが取れる・・・ と言う歌詞があります。

オロクとは 南無阿弥陀仏 の6文字を称して オロクと言います。要するに死者が多いと言う事です。今まで谷川岳近辺では800人もの人が亡くなっています。それは世界の山の遭難者の中でも群を抜いて多い数なのです。
  
                  この枯れた沢がゼニイリ沢です
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沢登りと言っても殆どガレた岩ばかりの山登りです。水はほんのちょっと伏流水となって流れているだけで、背中に暑い太陽の日差しを受けて登ります。

                  登り始め
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登るにつれて少しずつ沢らしくはなって来ましたが、まだまだガレた山登りと言う感じです。

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本当にこの先に数百メートルものナメ沢があるのでしょうか??。とても信じられません。道を間違えてしまったのでしょうか??。

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水の流れもすっかり無くなってしまいましたが、かなり登って来ました。ここを登り上げると、谷川の大展望の山、白毛門に着きます。白毛門への登山道はこの辺りでは、かなりの急登ですが。ここは一直線に登りますから、それよりも急勾配です。

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かなり登って来ました、上部にまだ深緑の葉を付けたブナの木が根こそぎ削られて倒れています。急勾配の為雨が降れば、かなりの土石流になり、鉄砲水になって下に落ちて行くようです。ここは雷や上部に雨でも降れば直ぐに下山した方が良さそうです。

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その倒れたブナの木を過ぎるあたりから少し水の流れが多くなって来たようです。

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こんなナメた滑る1枚岩を登ると遠くに・・・・

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大きな雪のブロックとナメた沢が見えるようになりました。

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雪のブロックの下は小枝や枯れ草に覆われていて簡単に登れそうですが、何度かトライしましたが滑って渡れません、仕方が無くブロックの上を高巻きしてなんとか通過しました。

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今迄と全く違った風景になって来ました。やはりここはゼニイリ沢で間違い無いようです。ナメた沢はかなり上部まで続いているようです。

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上ばかり見ていると、それ程急勾配と言うのが解り難いようです。ここから下を眺めて見ると、こんな感じです。滑ってしまったら恐らく一巻のお終いのような気がします。

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                 谷川方面から眺めたゼニイリ沢(上に白毛門 左に笠ヶ岳)
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ナメた1枚岩のような急勾配の沢はかなり滑って怖い所でした、左右の草付きを登れば と思うのですが、そちらもほんの僅かな土の上に草がしがみ付いて居るだけで、とても頼りにはなりません。まだまだこの上数百メートルものナメが続くようですが、オロクには、まだなりたくありません。しかも遠くから雷の音も聞こえて来ました。今日はここ迄で帰る事にしました。

                  さらばゼニイリ沢
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                  下山途中のゼニイリ沢より下に湯檜曽川 上は一ノ倉沢
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帰宅途中の車の中でラジオを聞いていたら、利根や吾妻方面は雷・豪雨注意報が出ていました。今頃あのゼニイリ沢はきっと濁流になって湯檜曽川に流れているに違いありません。





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コメント(25件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
取り付きまででいいから行ってみたいな〜と思いました。
手元にあった昭文社登山地図(1994版)を見てみましたら、
この地図には「ゼニイレ沢」の記述がありました
(最新版ではどうなっているでしょう)。
どんな所へもフットワーク軽く入ってらっしゃるインレッドさん、
昔は(って、今もだけれど)相当な「山や」さんだったんだろうなと
いつも感嘆する思いで拝見しています。
pallet
2011/07/28 10:16
palletさん、今晩は。
早速コメント有難うございます。そうですね昭文社の地図にはゼニイリ沢の名前は載っていましたね、25000/1の地図にはありませんでした。取り付き地点までならば、どなたでも来る事が出来ますよ。沢登りに興味がありましたら。今回入った少し手前に土合橋がありますが、そこからハナゲの滝(昭文社の地図に載っています)の方に登って見るとかなり面白いですよ。ここは、みなかみ町のキャニオニングと言う催しがあり、いつも素人の若者達が沢登りを楽しんで居ます。土合駅からも近く、橋の横にある山の家の裏が(白毛門〜朝日への登山口)駐車場になっていますので着変えにも心配はありません。易しい沢でハナケの滝あたりには左にちゃんと登山道のような巻道もありますので心配はありません。一度やって見て下さい。楽しくて癖になりますよ!!。
インレッド
2011/07/28 19:07
こんばんは
昨年インレッドさんの沢登りに即発されて、『その先は自己責任において・・・』と言われながら一ノ倉沢を少々登り歩いて来ましたが、谷川岳近辺の沢は今回のゼニイレ沢も含めて美しいですね・・・遭難事故が多いと言われても若者たちが次々と取り付かれるように登ったのが判り、誰もいないナメた沢の一枚岩でお昼寝をしに今年も行こうと思っています(苦笑)
ジャクソン
2011/07/28 19:14
ジャクソン さん、今晩は。
すっかり沢登りに取り憑かれたようですね。夏の暑い時は本当に涼しくていいですね。特に谷川の沢は明るくて難しい所もあり、また易しい所もあり、楽しいですね。ナメた沢で昼寝なんて、夏は最高です、山間の狭い空間に真っ青な空は何とも言えない良い気分です。「岳」の三歩ではありませんが・・・
        またお出でよ!!。
インレッド
2011/07/28 19:31
インレッドさん、こんばんは♪
これはすごい急勾配ですね。
もはや沢とは呼べないような気がします。(^^ゞ
でも、こんなところに幻の浪漫があるんでしょうね。
私は暑さと冷や汗で脱水症状になりそうです。
天気の変化は沢では重要な判断要素となりますね。
お疲れ様でした。(^^)/
クロちゃん
2011/07/28 20:46
こちらは初めて行かれたところなんですね。
登りの写真を見るとそうでもないのですが
上から見ると相当急なのがよくわかります。
一度やってみたらとは言われても
そう簡単にはできそうもないですね。(^_^;)
nousagi
2011/07/28 20:50
こんばんは!
私は10代の頃より『絶対大人になりたくない!』と思ってきました。
ですから自称大きな少年です。
故に、インレッドさんにも大きな少年などと言う表現をしてしまいましたが、この記事を読んでインレッドさんを『大少年』と改めさせていただきます。
単なる好奇心ではなく知り尽くした人のみに与えられた冒険なんですね〜!

雲行きや風向きなど、知識を使わないと冒険はできないんですね〜 (勉強不足達磨です)

明日も天気が悪そうです。家の周りの草むしりをしようと思います。(今日も一日草刈りでした)
私の次の登山は赤久縄山ですかね〜?
それとも? 御嶽山?

達磨の次男坊
2011/07/28 21:49
インレッドさんおはようございます。

またすごい沢を登りましたね。
インレッッドさんが危険を感じるなんて相当な沢だろうと推測しています。
白髪門の付近はどの谷を見ても「すごい!!」です。
下を眺めた写真・・・高所恐怖症のオイラはぞっとします。

keykun
2011/07/29 07:18
クロちゃん、お早う御座います。
本当に沢登りをやっているのか、山登りをやっているのか、解らないところでした。その両方がある所でした。
もう10年くらい前になりますが、下の湯檜曽川で夏休みに遊んでいた、所沢の少年サッカークラブの子供達が、突然の増水で2名亡くなりました。引率者の大人の方も1名亡くなっています。原因は上部に降った雨の為に急に増水したためです。下の方は晴れていたのですが、雪や倒木に堰き止められた水が一気に流れ落ちたようです。
インレッド
2011/07/29 08:50
nousagiさん、お早う御座います。
もうすっかり元気を取り戻しましたか?。
ここはかなりの急登でした、ナメた岩場は四つん這いになって登っても滑って怖いくらいでした。隣の湯檜曽橋の所から登る、東黒沢あたりはそんな所はありません。土合駅の傍ですから、一度体験して見て下さい。
インレッド
2011/07/29 09:00
おはようございます。
谷川岳はたくさんのバリエーションがありますね〜。ここで昼寝というのが気に入りました。きっと涼しでしょうね。
名前の由来も、なかなかおもしろく、適格な名前付けです。
 おかげで、行ったこともない谷川岳の地形が相当頭に入ってきました。
いつか行くときに、目をつむってでも歩けるかも!?
本読みと山歩き
2011/07/29 09:00
達磨の次男坊 、さん、お早う御座います。
こんな所を登る人は山バカ見たいな人ですね。登っていてつくづく思いました。 次は赤久縄か御岳山ですか、御岳山のレンゲショウマは自生では無く、植生されたレンゲショウマかも知れませんが、かなりの数で群生しているようです。私も一度見て見たいとおもっていますので、見頃になりましたら是非教えて下さい。
インレッド
2011/07/29 09:06
keykunさん、お早う御座います。
白毛門への登山道も結構急登ですが。ここは直登ですから、かなり急勾配です。ナメた沢あたりは四つん這いになって登っていました。下を見るとちょっと怖かったです。怖いと思ったら止めるのが私の登り方なので、ここ迄で下山しました。下山してから、雷で豪雨になったようですので、良かったかなー。
インレッド
2011/07/29 09:19
本読み さん、お早う御座います。
谷川は昔も今も駅前登山の出来る所です。花も山の景色もかなり良い所です。また東京にでも出張に来られましたら、登って見て下さい。ロ−プウエーで谷川本峰なら比較的簡単に登れます。沢も谷川の沢は明るくて良い沢が沢山あります。
インレッド
2011/07/29 09:24

おはようございます!

今日も朝から雨ですね〜! 折角の休みだというのに山へは行けず・・・ 草むしりもままならず・・・ PCにしがみついている次第です。

>こんな所を登る人は山バカ見たいな人ですね。登っていてつくづく思いました。
いやいや憧れますよ!でも、本当に山を良く知らないと沢登りは怖いんですね〜 根こそぎのブナの木をみて震え上がりました。
ナメまで行く間が凄いんですねぇ〜 谷川からの眺望では削り取られた崖の様に見えました!
私では、あのガレ場を半分と登らないうちに体力不足でオロクに成っていますよ。(笑)

>御岳山のレンゲショウマは自生では無く、植生されたレンゲショウマかも知れません
そうだったんですか? 何も知りませんでした。
山草店で『御岳山へ行ってみな〜凄いよ〜』って聞いたものだから自生のものだとばかり思っていました。
それでも、5万株の蓮華升麻・・・圧巻でしょうねぇ!

それではまた・・・ リコメは結構ですからね〜!
達磨の次男坊
2011/07/29 09:37
達磨の次男坊 さん、今晩は。
折角の休日の雨 残念ですが、次回の為にもゆっくりと休養して下さい。自然とはそんなものです。自然が「達磨の次男坊さん」に休めと言っていると思って下さい。明日も暇でしたら、みなかみ町の湯檜曽から一の倉まで行って見て下さい、ロープウエーの駅のあたりから歩きますが舗装されたような道ですから、簡単に(1時間ほど)で一ノ倉出会いまで歩いて行くことが出来ます。ここは普通の道ですから雨でも問題はありません。出会いから一の倉の大岸壁を眺めて見て下さい、物凄い景観です。
インレッド
2011/07/29 18:44
ミニミニさん、今晩は。
気持ち玉 有難うございました。
インレッド
2011/07/29 19:18
コンバンハ。
谷川も怖い沢が沢山ありますね!!。
良くこんな急勾配の沢を登りましたね。
北アルプスでもあまり無い位の沢です。
nori
2011/07/29 20:07
おはようございます。
昨日からレポ見せて頂いているのですが、何故か背中がゾクゾクして今やっとコメント書いています。
白毛門に突き上げるのですから急勾配は言わずもがなですが、登りは良しとして、来た道を下るのが恐い気がします。ナメタ1枚岩、感覚的には相当恐いと思います。
「銭入れ沢」、本当に誰が付けたか分かりませんが、ちょっと変わった沢ですね。いろいろご紹介戴きありがとうございます。
甘納豆
2011/07/30 06:58
noriさん、お早う御座います。
今週末はそちらの山に行こうと思っていたのですが、この雨ですので中止して家でゴロゴロしています。本当は横尾から本谷橋あたりに行き、そこから沢に入って見ようと思っていたのですが・・・。
インレッド
2011/07/30 10:08
甘納豆さん、お早う御座います。
かなりの雨だったようですが、被害はありませんでしたか?。
この日の夜あたりからこちらも、結構雨が降り続いています。今朝のテレビでは新潟地方の傍を通ったことのある川が沢山溢れていました。
先日の沢は寒かったようですから、疲れと両方で風邪でも引きましたかね。沢はやはりピーカンに晴れた方が気持ちが良いですね。
ここは沢登りと言うより山登りのような気がしました。かなりの急勾配でしたが、たまにはこんな沢も良いかもしれません。
インレッド
2011/07/30 10:19
今日は、谷川の全てを知り尽くしているからできる遊びですね、白毛門といえば尾根歩きでも相当な急登ですがその直下の沢を登るなんて・・・上部で雷の雨でも降っていたらとても危険ですが、状況の適確な判断のできるベテランであるから出来るのでしょう。私は今年は体調も良いようですので登っていないアルプスの山へ行きたいと思っているのですが天候待ちというところです。
ローラー
2011/07/30 10:37
ローラーさん、今晩は。
谷川はそれ程熟知している訳ではありませんが、近くて良い山や沢がイッパイあるので、つい出掛けてしまいます。
体調が良いようでて良かったですね。夏は疲れますし、脱水症状で熱中症にもなり易いですから、体調が良くても用心が肝要です。無理はしないように、気を付けてお出かけ下さい。
インレッド
2011/07/30 19:17
インレッドさん、降りてきて正解ですよ〜。完全にスラブの登攀のように見えますし〜。ロープ、ハーケンも用意して、仲間と来るならワイワイ楽しめるかも知れませんね。それにしても、谷川岳の周辺は本当に魅力的ですね♪
やまや
2011/07/31 12:44
やまめ さん、今晩は。
そうなんですよ、そんな訳で本日ハーケン・ハンマー見て来ましたが、エイトカンだけ買って帰って来ました。ザイルは何時も持っているのですが・・・。
今日 沢の本を読んでいたら、そうれ谷が載っていました。こちらも良い沢ですね。
インレッド
2011/07/31 19:45

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谷川ゼニイレ沢。       2011/7/27日 インレッド残照録/BIGLOBEウェブリブログ
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