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zoom RSS 雪庇の続く鹿俣山から獅子ヶ鼻へ  2016/3/26日。

<<   作成日時 : 2016/03/27 13:45   >>

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この鹿俣山から獅子ヶ鼻への尾根は私の定番の山です。今年の1月にも登りましたが、その時は雪が少なくて雪庇の出来ている筈の尾根はまだ笹薮でした、この時期ならば雪の少ない冬でも雪庇は出来ているだろうと思い、再び登って見ました。

     今年の雪庇
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いつもは玉原スキー場の手前を右に曲がり除雪最終地点に車を置いて歩き始めます。その場所は本当は車を置いて登ると、スキー場の方に叱られるのですが、車の中にスキーを入れてあるので、叱られたら、帰りに何本か滑ろうと思い、早く登って降りて来るためここに置くかして貰いました。と言い訳すると、文句を言われません。

     歩き始め
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1時間も歩くと鹿俣山の山頂直下になります。

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雪が少ない年と言っても山頂付近になると、山頂の標識も雪の下になっていて、手作りの看板が木にぶら下がっているだけの山頂です。

     鹿俣山山頂(1637m)
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通常の登山者は、ここ迄で帰ってしまいますが、この尾根は本当はここから先が素晴らしい眺めの所なのです。

     少し先に行くとこんな眺めになります(左に沖武尊その右の尖がった山が獅子ヶ鼻・さらに右に剣ヶ峰
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昨夜は遅くまで仕事でしたので、つい寝坊して登るのが遅くなってしまいました。どこ迄行けるか取り敢えず、いつものように行ける所まで行って見ようと思います。

     鹿俣山を過ぎると雪庇の続く尾根になります。
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     雪庇の奥に浅間山
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      振り返って歩いて来た尾根
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奥に私が勝手に名付けた「ポンポコリン」が見えて来ました。

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     遠くに尖がった雪庇が見えて来ました
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踏み跡は一人のスキーの跡だけでしたが、そのスキーの方も途中で引き返したようで、このあたりから一人ラッセルのきつい登りになって来ました。

      自分のスノーシューの踏み跡
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この先に聳える1685m峰あたりまでの尾根が、ここでは一番雪庇の多い所です。その雪庇を踏み落とさないように気を付けながら登りましたが、一瞬1mほど右の雪庇がドッスーンと大きな音を立てて落ちていきました。

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     振り返って登って来た尾根
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きついラッセルが続き、1685m峰が近くになって来ました。

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     1685m峰山頂
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      山頂より獅子ヶ鼻・剣ヶ峰方面
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この先の獅子ヶ鼻まで行こうかどうか迷いましたが、時間も遅いし、途中には雪崩の起きそうなところもあるようなので、ここまでにして素晴らしい展望を眺め帰ることにしました。

     1685m峰より獅子ヶ鼻への尾根
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     この先の尾根はこんな感じの尾根です
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丸い1685m峰の山頂に座り、それこそ360度の遮るものの無い、上越国境の山や利根川源流の山々を心行くまで眺め、それらの山の想い出を味わいながら食事にしました。その画像をお楽しみ下さい。

      谷川本峰(仙ノ倉〜茂倉山)
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      谷川の朝日から烏帽子・大烏帽子方面
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     巻機山方面
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      何時かは登って見たいと思いつつ登れない、利根川源流の小沢岳・下津川山方面
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     平ヶ岳と右端に尾瀬の燧岳
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     利根の源流の山、本谷山と越後沢山の間に中ノ岳かなー??(本谷山は登ったことがあるのですが・・)
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     谷川の武能山??と蓬峠方面
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      白毛門・笠ヶ岳・朝日方面
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先日映画「エヴェレスト 神々の山嶺」を見ました。本も読みましたが、ここからの剣ヶ峰は、映画の主人公、羽生が、無酸素で単独登頂を試み、帰ることの無かった、エヴェレストの南西壁に似ているような気がしました。

       剣ヶ峰方面
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羽生のモデルは森田勝と言う実在の人物です。彼は25mほど岩場から落ちて、片足片手を骨折しましたが、片手と歯を使ってザイルを登り生還したこともあります。

     谷川本峰のアップ
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いいか 休むな
休むなんて 俺が許さない
休む時は死ぬ時だ
生きている間は休まない
休まない

      笠・朝日のアップ
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俺が俺に約束できる ただ一つのこと
休まない
足が動かなければ手で歩け
手が動かなければ指で行け

     烏帽子・柄沢山方面と下に良く登った布引尾根
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指が動かなければ
歯で雪を噛みながら歩け
歯もだめになったら目で歩け

     巻機山のアップ
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目で行け 目で行くんだ
目でにらみながら歩け
目でもダメだったら
それでもなんでも かんでも
どうしようもなくなったら

     小沢・下津川のアップ
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本当に 本当にどうしようもなくなったら
根限り歩こうとしてもだめだったら
本当にだめだったら
動けなくなって
動けなくなったら

     帰り道の雪庇
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思え
ありったけの心で思え
思え 心で思え

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私も雪庇を踏み外して滑落し
骨折したことがあります

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その時は
這ってでも帰ろうと思いました

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やはり本と同じような
気がしました

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滑落しそうな
今日の山でしたが

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なんとか無事に
下山しました

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コメント(24件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
あれー、私玉原スキー場に居ました、昨日は最高の天気で朝から山の色が違ってましたね。
登って見たかったのですが、私一人勝手してもと我慢したのですが・・・すぐ傍でした。
谷川や白毛門が余りにリフトからよく見えたので写真を撮って見惚れていたらカメラをリフトに忘れて大慌てしました(*^_^*)。エベレストの映画を見ました、森田勝がモデルでしたか?エベレストで自分が1番に行くとトラブルになったのを他の本で読みました、納得しました。
鹿俣山もすごい雪庇なんですね、小出俣山へ千曲平から登ってみたいですが無理ですね。
夢創歩
2016/03/27 14:45
獅子ケ鼻への稜線は積雪時限定ですね。
祖の稜線から眺める景色は素晴らしいです。
特に昨日は下界からも山々がくっきり見えてたんで、山は最高だったことと思います。
神々の山嶺、見ました。すごい迫力でしたね。
山への執念…当然ですが真似できません。

kyou
2016/03/27 16:53
上越の山々は雪が沢山ありますね。
私は雪山はGWまで行けそうもないです。
久しぶりに泊まりで山梨県の山・静岡県境まで行って来ました。
土曜日は意外と雲が多くて、今日の方が晴れて富士山が良く見えました。

西上州のアカヤシオのシーズンが待ち遠しいです。
chiaki
2016/03/27 17:57
すごく危ない雪庇伝いに登られるんですか!?
よくご無事でしたね!
まぁ・・端・端は歩かれないのでしょうけど・・・
でも、普通の人があまり行かない所からの眺望は、さすがに素晴らしいですね!
こんな雪の少ない年でも、谷川岳周辺は真っ白ですね!
<平ヶ岳と右端に尾瀬の燧岳>意外と近く見えるんですね!?
宮星
2016/03/27 18:46
夢創歩さん、今晩は。
一番の人が踏み跡を作れば2番手の人は登りやすくなります。スポンサーからたくさん寄付を貰っていますから失敗は許されません、そこで最強の森田を2番手で登らせれば成功は確実と隊長は思っていました。ところが1番手が成功すれば2番手で登頂した人はニュースにもなりません。それを面白くないと森田は勝手に下山してしまったのです。
折角GPSを持っているのですから、充分活用して小出俣に登って見て下さい、それほど危険な所はありません。
インレッド
2016/03/27 20:54
kyouさん、今晩は。
この日は良い天気でしたので、あちこちと行きたい山があったのですが、寝不足もありましたので、近くの山にしました。鹿俣山の先からは本当に良い展望ですね。こんな眺めがあるのでついこの山に来てしまいます。
インレッド
2016/03/27 20:57
chiakiさん、今晩は。
土曜日は谷川近辺は素晴らしい天気でしたよ。あちこちと行きたい山があったのですが、寝不足でしたので近くの山にしました。一日いても飽きないくらいの大展望でした。
インレッド
2016/03/27 21:01
宮星さん、今晩は。
この先の武尊は尾瀬の隣ですから、燧岳は近いです。その隣が平ヶ岳で、県境ですが、一応群馬の山でもあります。ただ登山口は遠いですね。
インレッド
2016/03/27 21:05
せっかく春めいて、花咲くようになったのに
また雪ですか。(^^;)
やっぱり厳しい山がお好きなんですね。
雪庇、綺麗ですが、怖いですね。
私には、休むな・・・なんて考えられない。
休んでばかりの虚弱体質です。(笑)
nousagi
2016/03/27 23:49
nousagiさんお早うございます。
この本のもう一人の主人公はイギリスの登山家マロリーです。どうして山にのぼるのかと言われて「山がそこにあるから」と言った人です。もし私がそう聞かれたら「山は厳しいから」と言うかも知れません。今まで登った山で良く記憶に残っている山々は皆その厳しい山ばかりです。厳しい山は達成感があります。ヤッター と言う気分になります。そしてまだまだ頑張れると思えます。休む時は死ぬ時 と言うのも同感です。
インレッド
2016/03/28 08:51
青空と雪庇の尾根、周囲の山々綺麗ですね!!
いつもその時々美しい景色を見ながらの素晴らしい山歩きですね。
私は昨日の日曜に阿能川岳を歩いてきました。
土曜の晴天と違って生憎の天気でしたが、10時頃からは陽が射して雪山を楽しんで来ました。
orihimeff
2016/03/28 21:03
上越国境の山々が全部丸見えで
雪庇もすごい!!。
無事に帰れてよかったです。
nori
2016/03/29 08:50
一人ラッセル、お疲れさまです。
雪庇が見事ですね。
眺めるのは良いですがちょっと怖いです。

1週間遅れで新潟の山歩きをして来ました。
思い切って行って来て良かったです。
ギリギリセーフでした。
izumi
2016/03/29 13:10
こんばんは。
雪庇も芸術として見ると、とても美しく思えます。
「指が動かなければ歯で雪を噛みながら歩け歯もだめになったら目で歩け」
やっぱり印象的な言葉ですね。でも、ここまで危険を冒してはいけませんよね。
冬山の眺望はやはり美しいです!!思わず見入ってしまいます。
カスミッシモ
2016/03/29 18:27
orihimeffさん、今晩は。
阿能川に行って来ましたか、単独でしょうか??。ロングコースで途中には危険な所もあり大変だったと思います。
雪山の白い山波の景色は神々しくて良いですね、私は大好きな風景です。
インレッド
2016/03/29 19:50
noriさん、今晩は。
そうなんですよ、ここからの上越国境の山
や利根川源流の山々の眺めは素晴らしい所です。
雪庇も踏み落とさなければ良い景色ですね。
インレッド
2016/03/29 19:56
izumiさん、今晩は。
角田に弥彦でしたか、そちらの雪割草は最近はご無沙汰しています。
ここは簡単に登れてこの展望ですから、なかなか良い所です。この時期にぜひ登って見て下さい。。
インレッド
2016/03/29 20:11
カスミッシモさん、今晩は。
山登りは全く危険の無い山はあまり面白くないと思いませんか。そういう山に行くためにカスミッシモさんはGPSを購入したのではないでしょうか???。私は少しの危険を冒して登る山の方が達成感あって好きです。従って足・手・歯・目で歩きそれでもだめだったら心で思え・・・は全く同感です。ぜひ本も読んでみて下さい。
インレッド
2016/03/29 20:18
インレッドさん、いつも拝見しているのにコメントしそびれてました。
雪もいいですね。花も良いですけど。
羽生さんのセリフと景色が良いですね。
インレッドさんの山は限界に挑む感じですよね。
人柄はやさしくて穏やかなのに。「アメとムチ」ですね。
羽生の日本での苦労や挫折がだいぶ省かれていたので残念ですが、
私は原作に重ねて観ていました。
ところで、「黒部の山賊」も読まれましたか?
るたん
2016/03/30 01:26
るたん さん、お早うございます。
こちらこそご無沙汰しています。そろそろ そちらも桜が美しい風景になりますね、一日中 王任塚(ワニヅカ)の桜や神田の大糸桜を眺め絵を描いていたこともあります。貧乏登山家の森田は外国の山に行くことができず。雪崩が多く冬の登山は無理と言われていた、谷川の滝沢第三スラブを冬季に登り有名になり世間に認められるようになりました。
映画では細かい表現が解らなくて、あちこち省略されて不満な所もありますが仕方がないですね。もう少し画像が美しければ良かったのに なんて思っていますが・・・。黒部の山賊はまだ読んではいませんが 面白かったですか・・・。
インレッド
2016/03/30 08:55
こんにちは
「ポンポコリン」って、踊っているような木のことですか?
すごく楽しいぴったりな命名だなと思いました(^^ゞ
>滑落しそうな 今日の山でしたが
お願いですから、あまりひやひやさせないでくださいませ。

※先日いただいたコメント、鍵に気づかずお返事してしまいました。
大変失礼しました、ごめんなさい。
pallet
2016/03/30 15:51
こんばんは
山へ登っている方々は、多かれ少なかれ何か危険な思いをした事があるのではないでしょうか?
私も雪面を滑落し、スピードが増して来るのを止めなければと、木の枝につかまったりしましたが、駄目なので下に見えて来た大木に飛び移り、激突しそのまま気絶から目覚めると、手が折れ・鎖骨も、自分で形を整え・固定してから、這い上がりましたが、その時はまさしく羽生さんの言葉そのままだったなぁーと、今回の文を拝見して思い起こしました。
それにしても素晴らしい展望と、「ポンポコリン」近辺の雪庇も綺麗ですね。
雪が綺麗に見えますが、新雪でしたか?
リッキー
2016/03/30 19:08
palletさん、今晩は。
ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。こんな雪山が好きなのでまだまだ続くかも知れませんが、お許し下さい。蛾にもスプリングエフェメラルがあるとは知りませんでした。
インレッド
2016/03/30 21:13
リッキーさん今晩は。
ご無沙汰しています。
そうですよね、山登りで全く危険が無くて、子供でも登れるような山ばかり登っていたのでは、ちっとも面白くないと思いますが、危険を冒すな!!と言う方が多くて・・・。
この山は前日に結構雪が降ったようでした。
インレッド
2016/03/30 21:20

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雪庇の続く鹿俣山から獅子ヶ鼻へ  2016/3/26日。 インレッド残照録/BIGLOBEウェブリブログ
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