松岩山・十二山神・・・この山の名を知っている人はそうとうな山オタクです。  (12月24日)

大正時代末期に、歌人 若山牧水は、このあたりの暮坂峠を旅し「枯野の旅」と言う詩を発表しました。歌ではなく、詩では牧水を代表する詩となりました。その詩と同じような付近の山がここ松岩山です。


         「枯れ野の旅」

          乾きたる
          落葉のなかに栗の実を
          湿りたる
          朽葉(くちは)がしたに橡(とち)の実を
          とりどりに
          拾ふともなく拾ひもちて
          今日の山路を越えて来ぬ

          長かりしけふの山路
          楽しかりしけふの山路
          残りたる紅葉は照りて
          餌に餓(う)うる鷹もぞ啼きし
          上野(かみつけ)の草津の湯より
          沢渡(さわたり)の湯に越ゆる路
          名も寂し暮坂峠
                           ・・・  若山 牧水

そんなふかふかとした落ち葉を踏んで十二山神の岩場に着きました。

                  十二山神 山頂より草津白根方面
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                  十二山神より八間山と岩菅山方面
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十二山神よりさらに落ち葉を踏みしめて誰も通らない山路を歩き少し、急登になって松岩山の山頂に着きます。ゆるやかな丸い陽だまりの笹尾根からは逆光の赤城・榛名・浅間・四阿山方面の展望が開けてノンビリとした昼食にしました。

                  松岩山より浅間山方面
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          おもはぬに 村ありて名のやさしかる 小雨の里と いふにぞありける
          夕日さす 枯野が原のひとつ路 わが急ぐ路に 散れる栗の実
          露霜の とくるがごとく天つ日の 光をふくみ にほふもみぢ葉
                      
                 ・・・みなかみ紀行  牧水



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